上勝でのファシリテーション・グラフィック
2014.7.9(火)に、葉っぱビジネスの町上勝町にて
平成26年度第1回創造学習講座「未来をつくるフューチャーセンター〜石巻の復興まちづくりの実践から〜」と題した講演&ワークショップのファシグラをさせていただきました。

講師は一般社団法人こはく 石巻フューチャーセンター 代表 岩井 秀樹さん。
岩井さんが石巻の震災復興支援で行なっている「フューチャーセンター」とはどんなものなのか、また、石巻市での現在の活動についてを講演していただきました。

岩井秀樹さん

実はわたしも今年に入って、二度程フューチャーセッションのファシグラをさせていただいていますが、まだまだわかっていなかったと、岩井さんのお話を聞いて思いました。

ツチノコ講義の中で岩井さんがおっしゃった、「フューチャーセンターの印象ってツチノコ的。なんだかすごいらしいけどよくわからないですよね」という言葉がまさに私が感じていたもの。そうそう、昭和を生きた人にはおなじみの、噂だけはよく聞き特集番組も組まれるのに、結局捕獲できない幻のツチノコ!
 

フューチャーセンターには、定義はないが要素はある

フューチャーセンターの要素

岩井さん曰く、フューチャーセンターには定義はないが、要素はあるとのこと。おおまかな要素としては、こんな感じだそうです。
  • ビックグテーマ(大きい課題)
  • ビッグテーマをスモールテーマに落し込み、フューチャーセンターに持ち込む"ディレクター"
  • 背景を知り、課題解決のためのプロセスを設計する"ファシリテーター"
  • 物理的な場所
どう課題を解決するか、本質的な解決の仕組みをファシリテーターが考え、設計して様々な手法が取られ、ワークショップ等で対話やアイディア出しをする。
もちろんそれがゴールなわけではなく、フューチャーセンターに課題を持ち込んだ人が「いいね!」と言った時点でようやく物事が進む(実行する)。
なるほど…!とても明解。フューチャーセンターでのワークショップの先がいまいちぼんやりしていた私でしたが、岩井さんのわかりやすい解説でスッキリしました。
定義的なものを色んなところで見ていたのですが、なんとなくフワフワしていてモヤモヤしていたのです。

岩井さんによると、現在の石巻市は、表向き、がれきは撤去され、財力がある人は家を構え、若者が様々な活動に取組み、復興しているように見えるそうです。しかし、漁業を営んでいた方などは仕事を失い、仮設住宅から出られず、子どもの進学もままならないというように、二極化しているとのこと。
そんな石巻市で、岩井さんは、フューチャーセンターの得意とする「ロジカルに考えても解けない課題」、
  • 住民から持ち込まれた課題の解決
  • 住民とのまちづくりへの取り組み
  • リーダー育成
といったことを行なっているそうです。

講演
上図をクリックすると、大きいサイズで見ることが出来ます。

上の図は、講演をファシリテーショングラフィックにしたものです。
黄色の付箋は、参加者に気になるところに貼って頂いたもの。先日やまざきゆにこさんに教えて頂いた、参加者の興味を可視化する、対話のきっかけとなる手法です。
フューチャーセンターを図解した部分と、石巻市の、若者と地元民にできた垣根の部分に集中しています。
フューセチャーセンターについて腹落ちした人が多かったことと、開催地である上勝の課題と重なる部分に注目が集まっているようでした。
この手法は手軽で、見た目もとてもわかりやすく、参加を促すことにも役立ちました。
 

問:地域や職場で未来に向けた対話を始めるにはどうしたらいいか?

ワールドカフェ
上図をクリックすると、大きいサイズで見ることが出来ます。

岩井さんの講座を受け、講演後に「地域や職場で未来に向けた対話を始めるにはどうしたらいいか?」というテーマでのワールド・カフェを行いました。
上の図は、ワールドカフェの1ラウンド目を緑、2ラウンド目を紫、みなさんの発表を聞いて付け足した部分をピンクで描いています。

次々とテーブルを移動し、全員と対話できるワールドカフェ形式なので、Iターンで上勝に来た若者や、役場の方達、他の地域から方達など、バックグラウンドが違う人々の意見がどんどん混ざっていき、最後には不思議とまとまりというか、繋がりが出来ていきます。描いているうちに遠かった絵が線で結ばれていったり、重なっていったり。

既に活動されている方や、徳島の西精工さんの事例なども興味深く、参加された方の中には、地域活動にフューチャーセッションを取入れていこうと思う、と仰る方もいらっしゃいました。

個人的に、今回描いていてハッとしたことは、情報発信すべき人、情報を受信する側の人、それぞれに自分が発信する、受信するという認識があるのか。情報発信はどこでも言われることだけど、受信する側が、自分にも責任があることを感じているのか?という部分。
すごく大事なことですよね。どうしたら、自分の責任、自分の事として捉えてもらえるのか。

今回はフューチャーセンターのきっかけづくりのワークショップだったため、ここまでですが
これをきっかけに徳島県内で少しでも広まれば、と思います。
 

平成26年度第1回創造学習講座「未来をつくるフューチャーセンター〜石巻の復興まちづくりの実践から〜」
開催場所: 上勝町福原ふれあいセンター
主催:徳島大学 地域創生センター
参加者:20名

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